いつもなら仕事が終わった頃に電話が来るはずのナベちゃんから、夕方にメールが入った。
「夕飯いりません」ほいほい。了解しましたよ。
私は私で一人のんびり夕飯するのももう慣れたのでかまいませんよ。
そう思っていたら、隣にいたもこが玄関へ向かって走り出した。
たぶんもこは「ナベちゃんからのメール」→「もうすぐ家に戻ってくる!」と理解しているのだと思う。
通常ナベちゃんは会社から電話をくれて、その後駐車場に着いたらメールをくれる。
電話とメールは着メロが違うし、それもナベちゃんだけはわかりやすいように他の人とは別のものにしている。
駐車場からうちはすぐ近くだから(というかマンションの下)メールが来たらすぐにナベちゃんが家に戻ってくることをもこは毎日の生活で気づいたようなのだ。
(チョコボはもっともっと前からそんなことわかっているが、ナベちゃんは帰ってきてもまずは手を洗ったり着替えたりするということも理解しているのですぐにかまってもらえないから結構冷静)
ナベちゃんへの返信メールに、もこの行動を書いてあげたところ、即お返事メールが帰ってきた。
「もこって頭いいのかな?」いやそうでもないんじゃないのー?
チョコボなんかもっと前から知ってたしー。
とにかくせっかくなのでもこが玄関でナベちゃんを待っている姿を写メールしてみた。

この姿を見てナベちゃんからまた返信が。
「おそらく賢いね。」いや、別にいいんだけどさ。
私家族内のメールで「おそらく」なんて使ったことないわ。
本当にナベちゃんは親ばかだ。